時間は流れているんだね
私は急いでお姉ちゃんに電話をかけた。


電話のコール音がやけに大きく聞こえる。


プルルルル…


《夢…。》

「お姉ちゃん…どうして?」

お姉ちゃん…なんか元気無い…。
どうしたの?

私にも話せない?

しばらく沈黙が続いた。

《夢…。はっきり言うよ。私ね…。》




何を言われるのかと私の心臓の音はだんだんと大きくなってゆく。












《私ね…結婚するの。》

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