時間は流れているんだね
「どうしたの夢!?理香なんだって…?」


お母さんがお玉を持ったまま私のところに駆け寄ってきた。


私はお母さんに返事をすることもなく…


声を上げることもなく


ただただ涙を流した。


でも、どんなに涙を流しても寂しさと言う名の傷は消えることは無かった。


この日私は眠らず泣き続けた。



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