好きなんだ*部活恋愛*
「伽耶ほど、安西くん好きな子いないよ」
友達も苦笑いをして
私の話に乗ってくれる。
「だってさ、安西くん人気あるけど・・
彼女いるでしょ?」
「うん、陸上部の子」
「みんな、彼女居るから諦めてんだよー」
「昔私も好きだった」と友達は
へラっと笑う。
「頑張ってね、伽耶」
「ここまで片想い続けてんだもん」
私も胸を張って主張する。
それから2人で笑った。
「告白、しないの?」
「迷ってる・・・」
私は俯いて
ぼーっと考える。