好きなんだ*部活恋愛*
「つーことで、まぁ・・」
相前くんは、ふーっと一呼吸置いて
私の顔をじっくり見て。
「和泉ちゃん♪」
笑顔で言われたんで
もう1つの条件を思い出した。
そっか、私たち・・・
付き合わないといけないんだっけ?
興味ないんだよなぁ
恋愛とかしたことないし・・
「ま、誠・・くん」
「あ、呼び捨ての方がいい?」
問題はそこじゃねーよ、
って言いたかったけど言わずに
私は自分の名前を呼ぶのが
ものすごく抵抗があった。
「あ、一緒に帰る??」
「うん」
優しい笑顔で、私に手を差し伸べる。
とりあえず私はその手を握って歩いた。