好きなんだ*部活恋愛*

「あのさ、1つ聞いていい?」

「なーに?」

テンションがさっきよりも
格段に上がった事が分かる
この声のトーンの高さ。

「何で私のこと、知ってんの?」

私が出会った時にすぐ思ったこと。

「そりゃ、同じ部活ですから」

「その格好で?」

「あ、笑ってこれはw」

よくわからない男の子。
私の第一印象はこれだった。

「こっち」

私が左方面に進もうとすると
右方面に手を引っ張るから
私が手のあいた方で指をさした。

「あ、そうなの?」

簡単に認めて、誠くんは
私の指さす方へ歩いてくれた。
それから、私の家まで送ってくれて
優しい笑顔で頭をなでてくれた。


やっぱ、よく分かんない。
この男。。
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