好きなんだ*部活恋愛*
「んん・・・」
私が目を開けると
笑顔で私の寝顔を見てる
誠くんがいた。
「起きた?」
「ま、誠くん・・・」
「ごめんなぁ、俺のこと探しただろ?」
心配そうに私のことを見つめて
へらっとまた笑った。
私はぎゅとっと誠くんに
抱きついていた。
「探したんだから」
泣きながら心配して探した。
誠くん、私のこと捨てたんじゃないかと思った。
私らしくない行動に
驚いた様子の誠くんだったけど
すぐにぎゅっと抱きしめてくれて
「ごめんごめん」と背中をポンポンと
優しく叩いた。
それから、私に優しくキスを落とした。
「帰ろっか」
私はコクコクと縦にうなずくと
優しく私の手を握って、歩き出した。