好きなんだ*部活恋愛*
音に対する気持ちは
人一倍強いし、絶対音感が味方している。

「ありがと!!!」

「はいはい。さっさと吹けよ」

俺は一通り柚姫に教えて
自分の楽譜を見て譜読みをする。

柚姫の音が隣の教室から聞こえてくる。

「相変わらず・・・」

優しい音が鳴っている。
どんな激しい曲や、テンポの速い曲であっても
柚姫の音はずっと優しい。

音が止んだ、と思えば
楽譜をもって走って来た。
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