スター
「っっはよー♪」

まどかがそう叫ぶと、教室の何人かが振り向き、
みんなテキトーに返してきた


「あっ!!まどかぁーそのみぃー遅い!!」

広子と姫乃がそう言いながら手招きしている


あたしとまどかがそこに行こうとしたとき、ある人と目が合った・・

前田・・

前田は明らかにあたしを見ている

「そのみ?どした?」

まどかはそう言い、あたしの目線の先を辿った


・・・ヤバ

そう思い、目を逸らそうとしたとき・・


前田があたしに、ペコッってあたまを下げた

・・・なんなのよ。アイツ

「・・ねぇ、今アイツ、そのみに頭下げてなかった?」

まどかがすこし低めのトーンで言った
それにハッとしたあたしは、平然を装い、

「んなワケないって。てかあり得ないし・・。・・ホラ!さっさといこ!!」

あたしはまどかの手を引いて、2人が待ってる場所に行った

・・・・・危なかった
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