スター
「・・・なにやってんの?」

この一言で教室の空気はいつもにまして張り詰めた。


あたし達は声の主に目をやった

・・・・いちばん驚いてたのは、たぶんまどか。
いや・・前田かな・・・・?・・あたしかも・・



そう。声の主は・・追川希咲・・・


しばらくの沈黙が続いた。

・・こんなこと、ありえない。


まどかに逆らうなんて、誰にもできない・・・・

あたしと広子と姫乃は、追川をバカとしか思えなかった。



教室にながれる異様な空気。
まどかは追川を思いっきり睨んでいた。

まどか自身、自分に逆らう人がいるのがありえなかったんだ。


そんなまどかにひるむこともなく、追川はゆっくり口を開いた。



「・・・・人をいじめるなんて、最低だね。ありえない。」
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