スター
そして、昼休み。


みんなであつまったのはいいけど、いつものおかず交換もせず、まどかのキゲンを伺いながら弁当を食べた。


「・・・追川、ウザくね?」
弁当を食べおえる頃、まどかがゆっくり口を開いた。


「うん。ウザいね!」
「確かに〜」
姫乃と広子がサッと言う。

あたしも急いで、

「ホント、ウザいよね!」
と同意した。


「前田、飽きたし・・・
次は追川ね」

まどかの低い声は、あたしの頭のなかで何度もリピートされた。

こうなるコトは、あたしも広子も姫乃もわかっていた。


・・・・・・誰も、まどかに逆らえない。
きっと、追川もスグ後悔するはず。

絶対に・・・
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