スター
見ていた人も、なにも言わない。
もちろん、前田も。

これが、この教室の、〝当たり前〟だから。



・・最後の授業が終り、みんな帰る用意を始める。

あたしは荷物を適当にバックに詰め込む。
・・とその時、あることに気づいた


「あ・・ノート一冊足りない!」


あたしは記憶をたどり、移動教室に忘れてきたことを思い出した


「そのみぃー帰るぞー!!」

まどかたちが準備を終え、あたし向かって叫ぶ

「ごめん!あたしノートないし、取りに行ってくる。先帰ってて!」

そう言って、走って教室を出た。

後から、「わかったー!また明日ねぇー♪」とみんなが叫んでいた。


あたしは、移動教室のある3階に行く。


「あー!あった♪良かったぁー」

ノートを見つけて、ちょっと安心♪
早く帰りたかったので、スグに教室をでた

そして、階段を降りようとした・・

「あれ??」

あたしは、屋上のドアが開いてるのに気づいた。
いつもは閉まってるはず・・だよね?

不思議に思い、ちょっと覗いて見る・・


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