スター
まどかは、キツイ目で追川を睨んだあと、

頬を押さえていた手を振り上げた


「・・ふっざけんなよ!!!」

やばい・・・
そう思った時にはもう手おくれだった


パァァァァンッ!
さっきの何倍以上もの音が教室に響いたと同時に・・


追川がまどかに叩きかえされた衝撃で
教室の窓ガラスにつっこんだ


パリーンッ!!

そう、音を立てて散らばる窓ガラス


「キャァァァァァ!!」


クラスメイトが、耳を塞いでそう叫んだ


「・・・・・」

あたしは言葉を失った

状況が・・・理解できないよ・・


目の前には、

ガラスの破片の中に倒れる追川と・・

ポタポタと落ちる、
赤黒い液体・・・。
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