スター
「ねぇねぇ、先生よんだほうがよくない?」

「追川さん!大丈夫・・?」

まわりがザワザワと騒ぐ

追川は、意識を失っているのかピクリとも動かない


ざわつく教室の中、あたし達だけが動けずにいた


「希咲!!しっかりして・・」


追川の肩をかかえ、心配する前田

それを眺めるあたし達・・


・・どうしよう


そんなおもいが頭をよぎった

なんでこんなことに・・


やっぱり、止めるべきだった・・

後悔があたしを襲う


まどかをみると、自分の手と追川を交互に見ていた

「あたし、先生よんでくる!」


一人のクラスメイトが教室をでていく


あたし達はそれに反応する

すると、まどかが信じられない一言をつぶやいた・・


「・・・あたしじゃない」
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