スター
そのまどかの一言に、教室は静まり返った


まわりからは冷たい視線がむけられる

まどかに。じゃなくて、あたしたちに。


「あたしじゃないよ・・。・・・もとはといえば、全部追川がわるいんじゃん。あたをを怒らせる、追川が!!」

まどかはそういいはって周りを睨んだ


・・・ちがう
それはちがうよ、まどか


今まで、あたしはまどかと一緒にいじめをして・・
止めれなくて・・


でも、これだけは違う

まどかは・・
あたし達は、追川の身体に傷をつけたんだ


「・・何言い訳してんのよ」
「そうだよ。そんな理由通用すると思うの??」


クラスメイトからの冷たい言葉

でも、すべて正しい


それをみとめてないのは、まどかだけだった

広子も姫乃も、もうわかってたから・・


この瞬間、初めて、まどかの味方が0になった
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