スター
それから、あたし達は言葉を発することはなく、
気がついたら追川は保健室に運ばれていた


「みんな席につきなさい!」

騒ぐみんなを担任と他のクラスの先生が落ち着かせる


あたし達はなにも言わず、席についた


・・・・あぁ、どうしよう

なんで止めれなかったんだろ・・・

どれだけ後悔しても・・・もうどうしようもない



「じゃあ授業を始めます」


先生が小さな声で呟いた

みんなはとても不満げな顔をしてた・・


授業どころじゃないよ・・・
教室を見渡すと、前田の席が空いていた


・・・きっと、保健室にいる

どうしよう・・
どうしよう・・

そんな気持ちでいっぱいだった

何が心配なのかもわからない


ただ、自分で自分が嫌でたまらなくなった
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