スター
「ただいまー・・」

玄関を開け、沈んだ声で言う


リビングに入ると、台所から「そのみー!遅かったねー」
と、お母さんの声が聞こえた


「そう?別に普通だけど・・」


そう言うと、「ふぅん」とつまらなさそうな返事が返ってきた



お母さんもお父さんも、あたしが学校でイジメをしているなんてモチロン知らない。

・・・絶対に知られたくない。
2人にだけは、ガッカリしてほしくない



ってかホントに・・・ヤメタイ。


あたしは、できたご飯を半分も食べずに、自分の部屋にこもる


ベットに横になり、色々考えていた


・・このままでいいの・・・・?

前田は・・あの時、あたしがいかなかったら・・・どうなってた?


「はぁ・・」

考えれば考えるほど・・・マイナスになる。

あたしは、目覚ましをあわせいつもより早く眠った




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