kinglovers!
―次の日


「きお!トラックがきてるぞ!」


「わかってるよ」


私達は昨日荷造りしたダンボールを中につめる。


「ご苦労様でーす」


引越し屋さんに挨拶をあれたので軽く会釈。


荷物をつめ終わると、お父さんが券をだす。


「電車でおじいちゃんの家までいくんだぞ?気をつけるように。」


「うん。お父さんは?」


「…お父さんはな、後でいく」


「?…わかった」


駅に行く途中、今まで仲良くしてくれた友達にさよならのメールを送る。
返信は「頑張ってね」とか、「離れてても友達だから」とかいった内容だ。


駅につくと、電車にのる。


おじいちゃんの家は、二時ぐらい電車に乗って、その後バスにのれば着くはず…


電車の中で仮眠をとり、耳につけていたMDプレイヤーの音量を上げた。








『もうすぐ、終点です…忘れ物のないようお気をつけてお降りください…』
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