~姫様達の日常~
そんなうちに、
悠里は、はぁーっと溜め息を吐いて、
「仕方がないじゃん?
もう、手続きしてるんだからー
てか、流里が悪いんじゃん?
近いからって、早々に
学校決めちゃったんだからさ。」
悠里は、兎に角、
うちが、悪いと言ってくる。
「んなん、仕方がねぇだろ!
近い方が、何かと都合が良いとか
言ってたろ、悠里だって!」
負けず劣らず、うちも言い返す。
「あ゛ー!わかった、わかった!
あたしも確かに言いました!
けど、決定したのは、流里だからね!
あたしは、ここに絶対、行きたいなんて
一言も言ってないからね!」