~姫様達の日常~
姫:4
‥ウォーキング大会当日‥―――――
「ったく、だりぃたらありゃしねぇー」
「だねー、『お友達作りましょっ』って
あたしら小学生かって話だよねー」
「ニコニコしながら言うなよ
ある意味、こぇーぞ悠里‥」
「琉里ねぇーに言われたくなーい
あはっ!」
『あはっ!』ってなぁ‥
ったく、悠里は
「余計な効果音付けるなって‥」
「はいはい、わかってるけどー
この状態は何なんだろーね、琉里ねぇー」
「さぁ?
お‥うちには、さっぱり解らねぇな」
「琉里ねぇーのウ・ソ・つ・きっ★!
本当は解ってる筈でしょー(笑)?
しかも、俺っていい掛けてるしっ」
「んなこと、うちに訊くなっ!
悠里だって解ってんだろーがよ」
目を細めて悠里に俺は、そう言うと
悠里は『えへっ』と
可愛らしい効果音と華やかな笑顔つけて
「あったりまえじゃーん!
このパンダ達と一緒にしないでよねー?
きゃっきゃっ、言っててうっざーい(笑)」