COLOR
そんなことを思ってるうちに、
先生への質問コーナーが終わって
10分休憩の時間になった。
「ねー。瑞貴?アンタ、先生の事、好きになっちゃったりした?」
冗談っぽくそう言ったら、
瑞貴の顔はみるみるうちに
トマトのように赤くなっていった。
「えっ/////」
「まさか、瑞貴!本気で好きなのっ?!」
「えっ////えーっと...」
「へえー好きなんだあ...」
意地悪な言い方をしてみると
瑞貴は、照れ臭そうに、
「うっうん///」
と言って、開き直ったように
ペチャクチャと話しはじめた。