いつかどこかで…
『やっぱり出来ないよ。理沙。お前を死なせるくらいなら、お前を束縛して、ずっと抱いている。』


彼の唇が強く私の唇に重なった。


『んん…っ』

『理沙…こんなに愛しい唇を、身体を…冷たくなんかしたくない…』


『祐治…抱いて…』

唇を重ねて、彼の手が私の服をゆっくりと…脱がしていく。露になった肩に彼が噛み付いた。


『あ…っ』

彼が愛しくて…たまらない。息が止まりそうなくらいにドキドキしている。


彼がすること全てが私の身体を幸せな気持ちで満たしていく。


私を抱き抱えて…ベッドに運んだ。フワリと下ろされて、すぐに彼の重みで押さえつけられた。


たまらず、その唇を吸い、首筋へと滑らせていく。彼の全てが欲しい。私だけのものにしたい…私もあなただけのものになりたい。


ぼんやりと灯りに包まれた私達の身体は幻想的に揺らめく。

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