いつかどこかで…

考えてみたら…いきなり私、すっぴんをさらして…。

あーあ。

なんか冷静になってきてしまった。この人…前の旦那みたいに潔癖だったら嫌だな…。


した後は身体を徹底的に綺麗にしたいタイプ。わかるけど…なんか、私が汚いみたいで傷ついた。


祐治は違ったから。私の身体の甘い香りが好きだって言ってくれた。


気付いたら謙吾がしゃがんで私の中に指を入れようとしていた。


私、彼の事知らないから何をするのかどんな感じなのか観察してしまった。


どんな風に私を抱くんだろう。ハツカレに高校の時に抱かれて以来、私は男の人が怖くて…19歳の時に祐治に恋して、20歳で抱かれて…。抱かれる幸せを知った。私の身体は祐治一色だった。


結婚しても上手くいくわけがなくて。すぐに離婚した。

祐治のところへ戻ったけど、祐治は私を突き放した。

私は…それでも一年間、祐治を…追い掛けた。
< 12 / 180 >

この作品をシェア

pagetop