いつかどこかで…
彼がそっと離れて…脚はガクガクと小刻みに震え、みっともないくらいに雫を垂らし…鏡台を汚した私を、見つめてる。


『理沙…まってて』

あったかいタオルを持ってきて…優しく拭いてくれた。

下着を着けて私を毛布に包んで抱っこしてくれた。


ベッドまで運ぶと、優しくキスしてくれた。


身体がまだ震えてる。


『理沙…可愛い…』


祐治は袋から何か取り出して私の顔の横に置いた。

ふわっとした優しい感触…視線を移すと可愛い真っ白な猫のぬいぐるみ…


『わあ…可愛い…。』

そっか…クリスマスは一緒に過ごせないのね…。今年も…


可愛いリボンをつけた猫に頬ずりして

『まだ子供扱いね…』


『理沙は、俺から見たらいつまでたっても子供だ。じっくり育ててやるよ…』


『うん…もっとあなたに応えられるようになりたい…』


何度も何度も抱かれているのに…その度に、私は溺れていく。余裕がなくて、彼に与えられるばかりのセックスになっていく。
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