いつかどこかで…
今朝、祐治に抱かれた身体が…もう謙吾に抱かれてる。

最低な女だ。


涙か溢れて…止まらない。

『泣くなよ…泣くなって…理沙は悪くない…ごめん。でも好きなんだよ…』

激しく身体を揺らす…

彼は指で下を刺激しながら…


『んっっ…』

小さく声をあげる私の唇を彼の唇が塞ぐ。


唇を離して…顔を寄せたまま

『こんなことして…ごめん…でも…わかってくれ…好きなんだって』

身体を揺らしながら…彼の荒い息遣い。私の身体の濡れた音。


私は謙吾の身体にしがみついて…声を押し殺して…達した。

彼も私の中に放った。

二人…言葉もなく。抱きしめ合って。

謙吾に抱かれると、謙吾も好きだって自分に気付かされる。


でも祐治を愛している。

謙吾に会っても構わないという祐治。祐治に抱かれた身体を抱く謙吾。

私は一体何をしてるの?謙吾をどうするつもり?
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