いつかどこかで…
『別れていた間、彼を忘れられなくて…付きまとってた…』



全て話した。何も隠さない。


『そんなに好きなのか…。また…あの人のところへ戻るんだ…』


謙吾は公園の駐車場に車を停めた。


私に覆い被さって、抱き締めて…

『理沙…忘れられない…ダメだよ。俺、理沙が好きだ』


唇を重ねた…。
嫌じゃなかった。


『ねぇ…。ダメ?俺じゃ…』


『謙吾…。どうしたいの?あなたも離婚出来ないでしょ?。祐治と不倫しないで、あなたと不倫しろって?』


『俺にもわからないよ…でも、理沙を離したくない。』


ジーンズのボタンを外して…手を押し入れてくる。


重ねた唇から舌を押し込んで…


『んっ…け、謙吾…やめてよ』


『止めない』


少し乱暴にシャツのボタンを外しながら、胸元を強く吸った。


『いっ…』


多分キスマーク付けられた。チクっと刺すような痛みが走る。


ブラを押し上げて胸にも…

『痛いっ…』

何箇所も強く吸って…。


こんなことして…ずるい人ね。祐治に逢えなくするつもり?


『やめて謙吾…あなたにも付けるよ?』


返事もしない。


謙吾の首筋に強く吸い付いた…彼の身体がビクッとしたから、叱られるかと身構えた。


謙吾の首に…キスマークがついた。


シャツの襟からも見えてる…。


怒らなかった…。私は彼の顔を見ながら…シャツを開いて胸元にもキスマークを付けた…。

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