いつかどこかで…
『出張…どこに行ったの?』

祐治のネクタイを外しながら尋ねる。


『福岡だよ。』

答えはそれだけ。でも、ツレナイとか、思わない。


彼のネクタイを引っ張って…スルスルと外した。ボタンに手を掛けて…シャツを脱がしていく。彼のにおい…大好き…


何だか…これだけで感じてくる。早く祐治に抱かれたい。彼を見つめてしまう。
下着姿の私の肩を掴んで…腕を撫でるように彼の手が滑って落ちていく。


彼は私を引き寄せて脚の間に手を差し込んだ。


『もう濡らして…』

そのまま私を壁まで後退りさせ…行き止まりで押さえつけた…。


耳を舐めながら囁いた彼の言葉にドキっとした…


『待てなかった?』


『え?』

私の頬を掴んで壁に押しつける。


強く唇を吸いながら…舌を押し込んで…


片手で器用に下着を下げて落とした。


指でそこを優しく撫でながら


鼻と鼻をくっつけて…


『構わないよ…あいつに合っても…』

片足を持ち上げてグッと押し入ってきた。


ググっとまわりを巻き込みながら、奥まで入っていく。


『んんっっ…祐治っっ』


『理沙…自由に生きろ。それでいい…』


やっぱり…愛してないの?勝手にしても平気なの?

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