いつかどこかで…
嬉しい…祐治が気持ちよさそうにしているのが。


もっとしてあげたくなる

いつになく余裕がなくなる彼が愛しい…。


『祐治っ…あっ…いいっ』

『理沙…俺を壊す気かっ?』


激しく二人…身体を揺らしながら…身体を震わせた。


激しく収縮するその中で彼が脈打つ。


繋がったまま…彼が耳元で囁く。


『理沙。参ったよ…』


私の身体を抱き締めて、いつまでも離そうとしなかった。

少し汗をかいた彼の身体にしっかりと抱きしめられて…離れない様に脚を絡ませて。少し荒い彼の呼吸を感じながら、安らぎを感じる。

心地よくて…。幸せだ。

『愛してるよ…理沙』


胸がいっぱいになった…

『も一回言って…』


『言わない…』

うっすらと汗をかいた彼の肩を咬んでやった。


愛してるよ…って祐治に言われる度に私は、もう死んでもいいって思える位に、満たされて。

もっと、もっと囁いて欲しい。

『祐治…愛してる。大好きだよ』

彼の唇に私の唇をそっと重ねる。

彼の腕が私をしっかりと抱き締めてくれた。

愛されてる…。彼の声が聞こえる。

愛してるよって。


唇を離して彼の瞳を見つめていたら、涙が溢れてきた。


『泣き虫になったな。理沙。』

優しい指先で涙を拭ってくれながら、何度も優しくキスしてくれた。


ギュッと抱き締めてくれる力が…段々強くなってきて。

耳元で囁く彼の声が、少し震えているのは気のせい?

『理沙…愛してるよ。』


胸が締め付けられるような気持ちになった。

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