いつかどこかで…
祐治が迎えに来てくれた夜…

泣きじゃくりながら抱かれた夜。


あの夜から数日があっという間に過ぎた。


祐治と逢うのは月に二回か三回位。


あれから彼からの連絡をじっと待つことが…出来なくなってきている。


理由はわかってる。謙吾がいるから。謙吾が私が寂しい時に、心に入り込むのが怖い…。


私は祐治を愛しながら…その愛を何度も確信しながらも、謙吾を受け入れてしまう自分が怖い。
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