Christmas
完全に私の過ちだった。
彼に非はなかった。
隙を与えたのは確かに彼だったかもしれないけど、その隙にはまったのはまぎれもなく私だった。
悔やんでも悔やみ切れない過去。
何度時間が巻き戻せたら、と思ったことか。
できることならもう一度触れたかった。
また私の手で彼を幸せにしたかった。
けれど、壊れたものは戻らない。
作り直すことも叶わなかった。
とうとう私たちは離れた。
悔やんでも悔やみ切れない過去。
ヨウちゃんには付き合い始めの頃、全て話した。
その過去も含めて、ヨウちゃんは私を愛してくれている。
本当に、素晴らしい人にめぐり逢ったと思う。
いつかまた仲良くできたら、
なんて、永遠に実現しない約束なのだ。