出会ったsmile
出会った
雨が降りそそぐ
今日この頃。
私は、野崎愛未。
今日
高校生になった。
仲のよかった子とも
みんな、バラバラになってしまった。
大好きだった彼とも
別れてしまった。
でも、この学校で
すべてを取り戻していこう
と決意していた。
「それでは、来賓の方の紹介です。」
、入学式も終わりに近づいてきた。
「ねぇねぇ」
隣の子がかすかな声で
話しかけてきた。
「私、佐々木蓮美って言うの♪あなたは?」
その子は、少し茶色がかかったセミロングの女の子だった。
目も大きくて、クリクリだ。
「私!?私は、野崎愛未です♪蓮美ちゃんって、何中だった?」
「第1中です☆」
第1中って言うと、私の通ってた、東中とはあまり遠くない。
「私、東中!!近いね!」
そんなたわいもない
会話をしていると、
担任の紹介です。
「12組……柏木達也先生。」
私達は12組!
「メッチャカッコイイ…」
蓮美が呟いた。
柏木先生は、20代の若い男の先生で、今をときめく
草食男子
みたいだ(笑)
「でわ、各教室に向かってください。」
一気にざわめいた。
蓮美とは、たったの数十分で
タメで話せるようになった。
この友達と1年間ずっと仲良くいるのは、目に見えていた。
これからある、辛い事や
悲しい事、楽しい事
すべて、2人でのりこえる
覚悟はできていた。