家の中の恐怖・・・
「そうか?まぁいい。
お前も今日あの世へ行くんだから会えるしな。」




ち・・・近寄らないで!!!




私に釜を振り上げた瞬間、お爺ちゃんがピタッと止まった。



た・・・助かった?





「そうそう、忘れてた。
まだあったんじゃ。」




「な・・・何が?」




「待ってろ・・・」



そういっておじいちゃんが部屋から出た。


逃げようと思ったが足が全く動かない。

ど・・・どうしよう?



逃げることを考えたが、すぐ逃げることを考えるのをやめた。


多分、逃げてもおじいちゃんに捕まってしまうと思ったから。
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