妖怪ギライな生徒会長!
~弍~【闇夜の舞踏会】
兎々は、というと…
「百羅―…、人参料理食べていい…?」
「すこし、だよ?」
料理を食べている。
じゃ、なくて…
自慢の聴覚で声、音で会場の把握をお願いした。
彗狐と猫无、兎々の耳は、
私の力で隠した。
「………ん―…」
「ど、どうだ?い、いいいるのか?」
さっきから、この質問。
私の後ろで、この質問ばっか。
人がくると、キャラが変わって可笑しい、可笑しい。
なんて、余裕はないのだけれど。
「そこの方、ちょっとお話いたしませ~ん?」
うがっ!
この、ヘタレ会長に話しかけるキモい女。
話し方、うっざ―…
私、イラッとしちゃうタイプだわ…