ホワイト・クリスマス

舞い降りた君

そして冒頭に戻る。

「……ひっく…」

もう、寒いしやだ。

歩きたくない。


何よりこの泣き止めていない顔で家には入れないや

そんなとき。





「ねぇねぇお姉さん、一人?」

発音は“一人”だろうけど、あたしには“独り”って聞こえる。

別れたばっかりなせいだろうか。



「話しかけないでください…っ」


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