雨上がりの空
やっぱり・・・こんなもんだよ。人間なんて。

イラっときたので私は床に落ちた
いちごみるくのパックを拾って由布架に投げつけた。

パコーんっ

「いったぁ・・・なにすんのよ!!!!!!!!馬鹿じゃないの!!??」

「お前の方が馬鹿だろ。」

「はぁ・・・!!!???意味わかんない!!!!!」
そういって由布架がシャーペンを振り上げてきた。
私はそれをよけた。
「うるさいよ。」
私はボールペンを取り出した。
由布架はびっくりしたようでその場に座り込んだ。

「ふざけたまねしないでよ。」

そういって私は座った。
由布架は唖然としている。
でもそれもつかの間。

由布架は今度はカッターナイフを
取り出した。

先生はそれをみて焦っていたが止められないようだ。
私は動揺なんてしない。
カッターの刃を折ればいい。

私に向けられたカッターの刃を折った。

キーンコーンカーンコーン・・・
それと同時にチャイムがなる。

由布架は私を睨んだ。
しかし、私はそれを無視し教科書を
しまい始めた。
その様子をみた由布架は舌打ちをして
席に行った。


教室のドアにはたくさんの人がいた。
騒ぎを聞きつけたのだろう。

見覚えのある髪型、見覚えのある顔立ち。


人ごみの後ろの方に居たのは
紛れも無く 隼先輩だった。
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