雨上がりの空
あっちゃー・・・やっぱり担任ともあってわかってるんですね・・・
  私のこと・・・・
「はい・・・・」

「で、どうやって学校にきたのですか?」

「一人の少し不良っぽいけど格好よくて心の優しい男の子が傘を貸してくれて・・・」

「・・・で・・・遅刻したのは誰の責任?」

「私です・・・」

「それに対しての反省の言葉は?」

「置き傘を学校においときま「バチンッ!!」
デコピンされた。
「違いますよねぇ。傘を持ってくれば良いのですよね。朝姫さん。」

「しょうがないじゃないですか。50対50だったんで雨が降らない方に賭け「バチンッ」
またデコピンだ。結構痛かった・・・
「そういうことで賭けるのはやめましょう!!!」

「はいはい。わかりましたよ。(嘘だけどね。)」

「・・・さて、授業が始まるので教室に戻りましょう。」
長い話が終わったあと、私はあの傘を渡してくれた人が誰なのか考えた。
見かけが不良っぽいけど・・・
優しくて格好いい・・・男の子。
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