からふる・ぱれっと
「筒井先ぱ…」
「春希。」
「あ!」
「…たく、何回間違えばいんだか。」
ハルキが拗ねた口調でそう言った。
「…ごめんね?春希。」
南は上目遣いで謝った。
南はそんなことを素でやってのけるから呆れちまう。
「…悠亜。」
その目に負けたハルキが南にかぶり付く。
南の天然っぷり以上に、ハルキの理性には呆れちまう。
…盛りの時期の雄だから仕方ないが。
「…おいおい、他の客に迷惑だ。イチャつくならいつもの部屋でヤっちまえ。」
「オ、オーナー?!何どさくさに紛れて変なこと言ってんですか!!」
「…悪い。人がいるの忘れてた。」
南が怒るのに対して、ハルキは謝ってきた。
「小せぇことは気にするな。」
苦笑いでそう返した。
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