からふる・ぱれっと

「告白ってまさか…。」


牧元君は苦しげに言った。


「…二人が付き合ってます、みたいな…?」


「ちげぇよ!馬鹿!」


牧元君がそう言った瞬間、米村が否定した。


「えっ…違うん?」


「こいつはマキに告白しに来たんだよ!」


「…うん?」


牧元君は首を傾げた。


「だーかーら、こいつはマキが好きだって言いに来たんだよ!」


米村がそう言った瞬間、牧元君はあたふたし始めた。


あーあ。


もう後戻りなんてできないじゃん。


…仕方ない。


「牧元君!」

.
< 48 / 55 >

この作品をシェア

pagetop