茶色の昼下がり
April 10th
入学式が終わって
早3日、私は…
「じゃあ山瀬はー…あまった奴と組めー」
「…はい」
浮いた。
山瀬日和(ヤマセヒヨリ)。
高校入学3日にして
登校拒否になりかけ。
「よろしくねー!あたし小夜子!」
「さ、よ…苗字を教えていただいても…?」
「え!」
「え?」
「やだ、小夜子でいいよぅ!」
なんていう強引な
少女だろうか(日和ビジョン)
「あたしも日和って呼ぶね!」
「あ、はい‥」
そういった後に
声を潜めてこう言って来た。
「あたしね、このクラスで浮いてんの」
「へっ?」
「彼氏とね、初日に■■で■■なことしちゃって…」
「あ、あわわわ‥っ!!///」