キミに真心をこめて

『えっ!?あ、あの、落ち着いてください!!』


その警察は自体が飲み込めず、ただ慌てていたらしい。
けど、おばさんはそんなのお構いなしにさらに詰め寄る。


『早く会わせて!!遥はどこにいるの!?』


『池中さん、落ち着いてください。』


そんな中、警察署の中から一人の中年男性の声が聞こえてきた。


『初めまして。折上と申します。』


その人は遥を保護してくれた刑事さんだった。


『お嬢さんは我々が保護し、今安全な場所にいます。私に着いてきてください。』


“保護” “安全な場所”それを聞いて安心したおばさんは落ち着きを取り戻し、折上という刑事さんにおとなしく着いていくことにした。


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