キミに真心をこめて
自分の目を疑った、息が出来なくなりそうだった。
今目の前にいる、泣いている女の子は紛れもない
中学一年生の遥だったー…。
神様は夢の中で、俺に遥を合わせてくれたのか??
いや、それ以前に何で泣いているんだ??
あまりにも突然の出来事で、頭がうまく回らない。
『は…るか…??』
気が付いたら、俺はドアを全開に開け名前を呼んでいた。
ゆっくりと振り返る遥。
目を真っ赤にし、顔は涙で濡れている。
『どうしたんだ…??』
出来るだけ落ち着いた声で遥に話し掛ける。
すると遥の口から出たのは、耳を疑うような言葉だった。