キミに真心をこめて

学校が終わり、いつのまにか放課後の時間。


『あー!!やべぇ、なんか肩凝ってるわぁ。』


何て言いながら、洋平は肩を揉んだり背伸びをしている。


『勇一、今日部活行くのか??』


『今日は休むよ。なんか気分悪いし。』


練習試合が近いから本当は休みたくないが、あの夢のせいで気分が悪い。


『そっかぁ。気を付けて帰れよ。』


そこで、家まで送るよって言葉は無いんだな。


まぁ、男にそんな事言われても気持ち悪いけど…。


それに洋平も部活があるからしょうがないか。


ちなみにこいつは柔道部に所属していて、今までも大会で何回か入賞している。

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