キミに真心をこめて

『部活頑張れよ。じゃあな。』


『おぅ。しっかり休めよ!!』


俺は教室を後にすると、そのまま職員室に行って顧問に休むことを伝えた。


ちょうど部長もいたから、二人に伝えるとわかったと承諾してくれた。


『顔色悪いしな、練習試合まで体調整えとけ。』


どうやら気分が悪いのが、顔色にまで出ちゃってたみたいだ。


『すいません…。明日は必ず出ます。それじゃあ、失礼します。』


一礼して、職員室を後にした。


何だか頭がクラクラしてきたなぁ…。早く帰って寝よう。


俺は気分の悪さを押さえながら、チャリを停めてある遥らしき人物を見た場所へと向かう。

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