キミに真心をこめて
八時半。学校到着。
うちの学校の生徒は九割がチャリ通のため、この時間の駐輪場は凄く混む。
駐輪場は人・人・人!!!
チャリを止めるスペースどころか、入り込む余地もない。
『げっ。混んでんなぁ。』
洋平は少し離れたところから、駐輪場を見ていた。
『なぁ、洋平。別にここじゃなくても、いつもの場所でよくね??』
『いつもの??あ、あそこか!!よし、行くぞ!!』
俺と洋平は、秘密で使っているある場所へと向かった。