キミに真心をこめて

星先生に言われたとおり、俺たちはストレッチをして、明日のために防具や竹刀を点検して、準備を終えた人から帰宅した。


俺もそろそろ帰るかなぁ。


『先輩、お先に失礼します。お疲れさまでした!!』


『おう。明日寝坊するなよ!!』


まだ道場に残っている先輩達に挨拶をして、俺は一足先に帰ることにした。


この時までは、明日の練習試合に意気込んでいた。


試合に出させてもらえるかなぁとか、相手の学校強いのかなぁとか、そんな事ばかり考えていた。


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