キャンディー色
「もう~っ!かってすぎるんだよ!!!!あんたなんかとこれからいれるかいやー!」
「なあ!きけよ?お前がかってなんだよ!他の男となかよすぎるんだよ!!!」
「しるかっ!あんたの束縛がひどいだけでしょー?!」
そう。あたしたちは、今っていうか、最近かなあ?
喧嘩ばっかりしている。
原因はというと、龍兎の束縛。


ある日のことーー。
「おいっ!お前かわいいな!?」
ちょっと、誰ぇ?
「あのぉー、不審者行為やめてもらえません?」
「あ、ごめんなさい!口にだしてしまいまして・・」
なにこのひと、独り言のときと今の口調がちがうじゃない・・・
なんか優しそうだし、なかよくなるか・・
「あ、こっちこそすいません。ひどすぎたみたいで・・」
「ボク、転校生の秋本芯臣(あきもとしんじ)っす!よろしくおねがいします。」
しんじは、茶髪で目がちゃいろくて、黒縁めがねで・・・かっこぃ!
って、なにいってんのあたし!?
「かっこいいですね。」
って、まじなにいってんの、あたし!?
「ありがとうございます。そちらの名前は?」
「あたし?」
「はぃ!」
「えっと、てかタメ語でいいです!あたしは、井上亜衣嘉だよ!」
「あぁー、えっと、亜衣嘉さん。俺のこと、しんじでいいです!」
「うん。りょーかい!あたしのこと、亜衣嘉でいいからね^^」
___

あのときをきっかけに、しんじとなかよくなって、龍兎が束縛して、
しんじをなぐりーの、今、あたし達のけんかにたどりついた。


ねえ、束縛してるのわ、あたしのことがすきだからなのー?
それとも、誰かをとにかく殴りたいだけ?
どーなのー?
< 11 / 16 >

この作品をシェア

pagetop