キャンディー色
「どうしたの?いきなり・・・あたしは怒りにきたんだよ!?」
「わぁってる」
「え?なんで?」
「声でけえもん」
「そ、そっか・・・。」
「わるかったな。」
なんか、変な空気がながれる。
今は、空き教室にいる。
「なんかさ、おれのことさめとるだろ?」
「え?そんなことないよ?」
「そか・・・」
「放課後、体育館の裏にこいよ?じゃっ!」
龍兎はすばやく去った。
なんか、重い空気がながれたなー。
「亜衣嘉じゃん!」
「あ、愛美!」
「どしたの?、いまにもなきそうやけど、なんかあったんならはなせぃ!」
「いや・・なんもないよ。ただ眠いもんで。」
「さぁて、本となのかなー(にやっ)にひひ・・」
「きもっ!あはははは・・・」
「今無理にわらったでしょう?まったくもーー!」
「じゃあ、今日相対するね。彼氏とおさぼり(にやっ)」
「もう!にやけんのやめんちゃい!きもいーー」
「ほぃほぃ!じゃあーばい~~」
やっぱ、親友と居ると悲しい思いがぶっ飛ぶなー。


ー放課後ー
はぁーどんな話なのかなー
そうおもいながらも、あたしは体育館の裏にきた。
心と脳は、いくきもないのに、体がかってにここへあたしをひっぱった。
なんか、心臓がとれたってかんじなんだけど・・・。
ーーどさっーー
びっくりしてふりむくと眉間にしわをよせ、誰がみてもおこってそうな顔。
その顔の持ち主は、彼氏である龍兎。
龍兎は、茶髪であたしの目にとっては、珍しい髪型をしていた。
おそらくワックスでもったであろう龍兎の髪。
・・・・不良・・・・にしか、み、え、な、い。
「まったか?」
「うううん。今来たトコだよ・・・」
なんか、声のトーンがいつもとちがい、低くて、怖い。
「あんなー話ってのは・・」




ねえなんで、もっと早くいってくれなかったの?
なんで今なの?
あたしにとっては、重い現実だよ!
これって、夢じゃないよね?
夢なら、早くさめてーーーー。
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