キャンディー色

龍兎side

あの日から3週間がたった今。
なんか悔しい。
こんな弱ものだったのか?俺は・・・
なんで亜衣嘉をまもれねーんだよ、くそッッ!

ーあの日ー
「あんな、話ってのはな、俺らこれからやってけねってか・・」
亜衣嘉は、驚いた顔をして俺をみてくるけど、
俺は亜衣嘉の顔すらみれねー。
「なにいってんの?ずっと一緒って約束したじゃん!」
「俺はお前にたいしての、愛しいとかない。」
じつは、愛しい。だけど、これが正しいとおもう。お前のためにな。
「ど、どいうこと?」
亜衣嘉は震えていた。
俺にはそのこまかいことおわかった。
だけど、
「わかれよ、ってこと。じゃあな」
俺はいいたくなかった言葉をすらすらいってしまった。
そして、最後にお別れの時に使う言葉を亜衣嘉におくった。
愛しい人におくった。
亜衣嘉の泣き顔をみたらヤバイと判断したのか、俺の足はあるいた。
「ちょっとまってよ!」
「話はおわった。」
だきしめて、このまんま遠くにいきたい、一緒にな。
「おわってないよ!なんなん?そっちだけの都合?」
そういうとおもって、覚悟してた。
確かにおわってない。
だけど、お前が俺を嫌わないと、苦しいのは、お前だ。
その言葉を無視したと判断した俺の脳と足。
多分、無視してなかったら、抱きしめてたであろう。
脳も足もそうおもったのか?



俺には、お前を守る力なんて、ねぇかもしんねーけど、
愛してるってのは、人100倍はあるっていえる。
そんな自信なら、ひとにまけね。
誰だとしても、まげね。
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