聖なる夜に
「はぁー、そんなことで悩んでたの?」
きっと呆れられた。
私が変なこと言ったから。
「ごめんなさい。」
「ちがうよ、りぃ。今のは俺に向かって。自分が情けなくてね。ねぇりぃ、ちょっと言い訳っぽく聞こえちゃうけど、聞いてくれる?」
私は軽くうなずいた。
聞くのはこわい。
でも今聞かないと、私は悠のことを信じられなくなりそうなんだ。
私がうなずいたのを確認すると、悠はゆっくりと話し出した。
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