隣の男はよく見える
クリスマスイブは二人で過ごし・・・
高3の最後の数ヶ月は有也とラブラブで・・・
卒業式に貰った花束も引越しの時はドライフラワーにして持って行ったけ・・・
そう、一人暮らしをすることにした理由の一つには有也とのこともあったんだっけ・・・
なのに・・・
短大に入って4月・・5月・・・
ゴールデンウィーク明けには・・・
「別れよう。」
私の一方的なお別れ宣言?!
早つ!
有也にしてみれば青天の霹靂?
昨日まで普通に会ってたのに・・って?
4月に入ってすぐにバイトを始めてた。
で・・・
お隣のお店のバイトの大学生に恋・・・・
そう・・・お隣
もう、隣しか眼中に無いって感じ・・・。
今思うと隣の学生バイトなんて有也に比べたらそんなに顔も良かったと思えないし大学だって2流か3流だったはず・・・
なのに・・・
何で?って感じ?
「好きな人できたから。」
そんな言葉に有也が納得する訳も無く・・・
あの時は悲惨だった・・・
嫌な思い出・・・
でも・・・
分かってるのに学習しないの・・・私ってば・・・
それから気づくとお隣ばかり好きに・・・
自分でもちゃんと分かってる。
でも、いいじゃない?って感じで・・・