隣の男はよく見える
静まれドキドキ!


必死で冷静装って歩いてたら、

駿くんの言う落ち着くお店とやらに着いた。



思ったより近かったけどすっごい歩いた気分!



「ここ、あんまり予備校のやつとか来ないから落ち着くんだよね。」



数軒離れたビルの地下にそのお店はあった。


確かにここは静かで穴場かもしれない。


別にお客が居ないってゆ~のでもなくって、

ちゃんとお客は入ってるんだけど

ガヤガヤしてなくって大人の空間って感じ?



高校生のくせにこんなとこ・・・


そう思って・・・反省


高校生のくせにって段階で・・・ダメじゃん。。。



でも・・・誰と来てる?



いけない・・・変な勘ぐり・・・




席に着くとすぐに綺麗な女の子がお水を運んできて、


「駿くんこんにちは。」

と満面の笑み。


「やあ、かなえさんこんにちは。」

駿くんも満面の笑み。




何よ・・・どう~ゆう関係よ・・・と

ちょっと・・・嫉妬?




私・・・嫉妬?!



だいたい、静にだって言われてるじゃない?


だから・・・

駿くんは問題外だって・・・


そうでしょ?


< 189 / 363 >

この作品をシェア

pagetop